
この記事で色々な例を紹介していくので
悩んでる人は参考にしてね
- 各種リメイクや仕立て直しに必要な料金の目安は、こちらのページに記載しています。(あくまで弊社の場合)
- 帯が短い、臭い、汚いなどの理由で仕立て直ししたい方はこちらのページをご参照ください。
- この記事中の帯の名称などが分からない方は、帯の種類(形状別)と帯の種類(柄付け別)をご参照ください。
「着物や羽織」から「帯」へのリメイク
着物や羽織を九寸名古屋帯にする
弊社へのご依頼で最も多いかもしれません。
小さすぎて使いどころがない形見の羽織などが、帯にする事で普段使いしやすいアイテムに変わります。
着物や羽織を半幅帯にする
昔は九寸名古屋帯へのリメイクがほとんどでしたが、最近は半幅帯にされる方が急増している印象です。
着物の着こなし方、楽しみ方が変わってきている影響かと思います。
着物や羽織から袋帯を作る場合は、裏地を別に用意しなければならない場合も多く、
また、生地が足りる場合でも継ぎはぎが多くなることから、私はあまりお勧めしていません。
「袋帯」から「別な帯」へのリメイク
袋帯を京袋帯にする
京袋帯とは、一重太鼓用の長さの袋帯の事。
仕立て直しといっても、帯のタレ側を短くするだけなので仕立て料金は安いです。
中無地部分をカットして短くする場合は、帯を解く必要があるのでお高くなりますが、ほとんどの帯はその必要がありません。
詳しくは こちら。
袋帯を半幅帯や角帯にする
1本の袋帯から半幅帯と角帯を1本ずつ作ることが出来ます。

恋人同士や夫婦でお揃いなんて事も出来るニャ
ポイント柄の袋帯は向いていません。
中無地のある六通の袋帯から半幅帯を作った場合、結び方によっては中無地が出てしまいます。
一般的な結びはほぼOKで、かなり変わった結びをする時に影響がある感じです。
角帯においては、ほぼ問題なしです。
どんな結び方だと中無地が出るのか検証している記事。
リバーシブルの袋帯を2本の袋帯にして使いやすくする
両面を使えるリバーシブル帯は、お得な反面、素材によっては すごく使いづらい帯あります。
そのような時には、それぞれに裏地を用意して、2本の帯にする事で解決します。
袋帯から九寸名古屋帯へのリメイクはおすすめしません。
一重太鼓にして気軽に使える帯にしたいという動機でしたら、九寸名古屋帯ではなく京袋帯にリメイクする事をおすすめしています。
詳しい理由などは こちら。
「九寸名古屋帯」から「別な帯」へのリメイク

このパターンはあまりご依頼はないけど、賢いお買い物のやり方を1つ紹介します
九寸名古屋帯を反物で買って、裏地をつけて袋帯に仕立てると安くつく場合があります。
ちょいちょい買い物慣れした方が、この技で弊社に依頼されてこられます。
仕立て上がりの九寸名古屋帯からの場合は、解いてからの仕立て直しになるのでお高くなっちゃいます。
「八寸袋名古屋帯」から「別な帯」へのリメイク
八寸袋名古屋帯を半巾帯にする
八寸袋名古屋帯は、カジュアルな帯が多く半幅帯へのリメイクとデザイン的に相性が良いです。
最近では、八寸袋名古屋帯にも半幅帯にも仕立てられる帯が売られてたりもします。
ポイント柄の帯は向いていません。
中無地のある帯も向いていません。
中無地があると向いていない理由は、こちらの記事の最後の方で説明しています。
大人用の帯から子供用(七五三)の帯へのリメイク
成人式で使った振袖帯を七五三の帯にされるパターンが最も多いです。
デザイン的にも相性が良いです。
子供用の帯は売られている種類が少ないので、気に入ったものが見つからず、
大人用の帯で気に入ったものを子供用に仕立て直す方もいます。
作り帯にされる方も多いです。
弊社で承っている七五三の作り帯への加工。
「着物や帯」から「バッグ」へのリメイク
バッグへのリメイクは、必要な生地面積が少なく済むので用途は広いです。
例えば、形見分けやプレゼントとして。
例えば、汚れや痛みが酷くて何にも加工できない場合、選択肢の一つとして。
「自分の好みで選んだ市販の生地」から「帯」を仕立てる
生地専門店に行けば、予算5000円以内で選びきれない程の生地が見つかります。
通販サイトにもたくさん売ってます。

自分で選んだ生地で帯を作ってコーディネートすると楽しいよ
最近、お問い合わせが急増しているので、必要な生地面積などの説明を追加しました。
以上、仕立て直しやリメイク例の紹介記事でした。

ついつい職業病で小難しい事も語っちゃったけど、お気軽に弊社や最寄りの仕立て屋さんに相談してみてね~