「切らないで仕立てる作り帯」と「二部式の作り帯」の両方をご用意。
袋帯、京袋帯、名古屋帯などお太鼓用の帯であれば、どの帯からでも作れます。
ちょっと手間がかかるお太鼓結びが劇的に楽ちんに素早く付けられます。
お太鼓とタレ先の柄を合わせるのが面倒な帯でも作り帯なら手間いらず。
また、結ぶときに手を後ろに回すのが辛くなった方にも喜んでもらえると思います。
試したことがない方は一つぐらい作って試してみると、けっこう感動しますよ。
作り帯における弊社の強み
規模と設備
みつやまは、世間一般の基準では零細企業ですが、帯の仕立てや作り帯に関しては業界大手です。
他社にはない特殊ミシンなどの設備を生かして「速く」「正確に」「合理的」な仕立てが出来ます。
実績と信頼
年間1万本以上の作り帯を仕立てています。
これは繁忙期には運送業者さんがトラック複数台で集荷に来られるほどの数であり、
弊社がある西陣では あまり見られない光景です。
斜陽産業の筆頭である着物業界において、これだけのご依頼を頂けるのは、
長年の間、積み重ねた信頼があってこそです。
全工程を社内で熟練の職人が仕立てます。
受注、仕立て、検品、発送含め、全工程を社内で弊社の熟練スタッフが行います。
帯は会社の敷地内から一歩も出ることなく作り帯の形に仕立てられます。
これを実現出来ている会社は、ほぼありません。
注文してからすぐ届く。
通常、打ち合わせやご入金の確認を終えてから14日以内に発送いたします。
さらにお急ぎの方も特急料金2000円で対応可能です。(7日以内に発送可能。盆正月、GWなどの長期休業中は除く。)
外注ではなく、自社内で全て完結する作り帯だからこその速さです。
※少しでもお急ぎの方はお支払方法を「代金引換」にしていただくと、
お振込みの案内から入金までの時間のロスがなくなりますので お届けが早くなります。
弊社のお太鼓タイプの作り帯には「切らないで仕立てるタイプ」と「二部式タイプ」があります。
切らずに仕立てる作り帯
表側の写真。切らずに作りますので、お太鼓部分と胴部分が一体となっています。
裏側の写真。マジックテープで止めるタイプです。
【加工料金】
2,780円(税込)
メリット
帯を切らずに仕立てますので、縫製を解けば元の帯の形に戻せます。
とはいえ、縫製した跡は残ってしまうのですが、弊社の切らないで仕立てる作り帯は、
「なるべく跡が残らない最小の縫製」を目指して設計しましたので帯へのダメージも少なめです。(手抜きではありません)
お値段も二部式に比べて安いです。
デメリット
胴の柄部分の位置を着用者が微調整できませんので、例えばポイント柄の帯で胴の柄をど真ん中に持ってきたいという希望がある場合は向いていません。
これはお太鼓と胴部分が繋がっている構造上やむをえない事で、弊社だけでなく、どこの会社の作り帯にも同じ事が言えます。
二部式の作り帯(文化帯)
「二部式」という名前の通り、お太鼓部分と胴部分の二つに分かれています。マジックテープではなくヒモで結ぶタイプです。
裏側の写真です。金具を胴に巻いた部分に引っかけて使います。
【加工料金】
5,800円(税込)
メリット
切らないタイプの作り帯と違い、元の帯に戻すことを考える必要がないのでカッチリと縫い上げてます。
(切らないタイプが使いにくいという事ではないです)
胴の柄部分を自由に位置調整可能です。
ワンポイント柄の部分をど真ん中に持ってきたり、あえてズラすなど自由自在です。
また、実質フリーサイズに近いので、サイズの申告をダイナミックに間違えても わりと普通に使えます。
これは、太ったり痩せたり、誰かに譲る場合も問題がないという事でもあります。
また、長さが足りずに着用出来ない帯も使えるようになる場合があります。
(切らないタイプの作り帯には こういう効果はありません)
デメリット
帯を切って仕立てるので、元の帯の状態に戻せません。
再縫製して繋げば戻せますが、思いっきり繋いだ感じになります。(着用時には問題ありません。)
注意点
身長に合わせてお太鼓の大きさを調整してお仕立ていたしますが、
構造上、一定以上の大きさには出来ず、身長165㎝以上のお客様には小さめのお太鼓になります。
(どの大きさが適切かは各個人や地域によって異なりますが)
切らないタイプの作り帯は、サイズの申告を大きく間違うと使えない場合があります。
誤差は前後10㎝までが目安です。これ以上ですと着用出来ません。
マジックテープ型は、ヒモで結ぶ型よりも「かなり使いやすい」利点がある反面、
「サイズ対応力に劣る」のが欠点です。
サイズの測り方
この作り帯はお客様のサイズに合わせて作るオーダーメイド品である為、メジャーを使って下記の方法で寸法を測ってお知らせください。
上写真のようにグルっとメジャーを巻いて1周分の長さを測ります。
写真は服を着た状態ですが、実際に測る時は服を脱いだヌード寸法でお願いします。
骨盤を前から見た図(左)と横から見た図(右)。
メジャーで骨盤のポコっと出っ張った位置(赤い点の部分)の高さでサイズを測ります。
良い例。
赤い点に重なるように測る。
よくある悪い例。
赤い点より上で測る。
採寸のコツ
失敗例のほとんどが、メジャーを巻くのが「ゆるすぎた」というものです。
ほんのちょっとキツイかなというぐらいで巻けば大きく間違う事はありません。

少しでも疑問に思うことがあったら、お気軽に声をかけてね