袋帯、京袋帯、名古屋帯などお太鼓用の帯であれば、どの帯からでも作れます。
未体験の方は一つ作ってみると、けっこう感動しますよ。
- ちょっと手間がかかるお太鼓結びが劇的に楽ちんに素早く付けられます。
- お太鼓とタレ先の柄を合わせるのが面倒な帯でも作り帯なら手間いらず。
- また、結ぶときに手を後ろに回すのが辛くなった方にも喜んでもらえると思います。
「切らないで仕立てる作り帯」と「二部式の作り帯」の2種類をご用意
好みや用途に合わせてお選びください。
詳しくは後述しますが、どちらが優れているというものではなく長所と短所があります。
全行程を社内で熟練のスタッフが仕立てます
弊社は作り帯において、日本有数の規模を誇り、豊富な経験と実績を持っています。
熟練のスタッフと特殊ミシンなどの設備により、WEBサイトで承る作り帯は全て社内で仕立て上げています。
これにより、他社にはない高品質と低価格を実現しています。
また、短納期でお届けできるため、お急ぎの方にも安心してご利用いただけます。
他社の作り帯と比べていただければ、一目瞭然の違いを感じていただけるはずです。
2種類の作り帯の解説
切らずに仕立てる作り帯
表側の写真。切らずに作りますので、お太鼓部分と胴部分が一体となっています。
裏側の写真。マジックテープ(赤枠のところ)で止めるタイプです。
【加工料金】
3,500円(税込)
メリット
- 帯を切らずに仕立てるため、縫製を解けば元に戻せます。縫製の跡は残りますが、着用時には問題のない部分です。
- 二部式に比べて装着手順が少なく、価格もお安いです。
デメリット
- 着用時に胴の柄の位置を微調整できません。
これはお太鼓と胴部分が繋がっている構造上やむをえない事で、弊社だけでなく、どこの会社の作り帯にも同じ事が言えます。 - 仕立て時に胴の柄の位置を「真ん中に」「少し左に」などのご希望は、採寸の誤差によりズレが生じる事をご了承ください。
少しやせたり、太ったりしても位置はズレます。
特にポイント柄の帯で柄の位置にこだわりたい場合には、二部式の作り帯をオススメします。
採寸が少しの誤差もなく正しければ真ん中に柄が来るように仕立てます。これは採寸の誤差に対応する為です。
二部式の作り帯
「二部式」という名前の通り、お太鼓部分と胴部分の二つに分かれています。マジックテープではなくヒモで結ぶタイプです。
裏側の写真です。金具を胴に巻いた部分に引っかけて使います。
【加工料金】
5,800円(税込)
メリット
- 胴の柄部分の位置を調整可能です。例えば、ワンポイント柄の部分をど真ん中に持ってきたり、あえてズラすことができます。(どれぐらいズラせるかの説明ページは こちら)
- 実質フリーサイズで、サイズの誤差にも対応できます。太ったり痩せたり、誰かに譲る場合も問題ありません。
- 長さが足りずに着用できない帯も使用可能になる場合があります。
デメリット
- 帯を切って仕立てるため、元の状態に戻せません。再縫製して繋げば戻せますが、どう見ても繋いだ感じになります。(着用時には問題ありません)
注意点
身長に合わせてお太鼓の大きさを調整してお仕立ていたしますが、
構造上、一定以上の大きさには出来ず、身長165㎝以上ですと「お太鼓が小さい」と感じられる方もおられると思います。
作り帯での対処法についても触れています。よろしければご覧ください。
切らないタイプの作り帯は、サイズの申告を大きく間違うと使えない場合があります。
誤差は前後10㎝までが目安です。これ以上ですと着用出来ません。
マジックテープ型は、ヒモで結ぶ型よりも「かなり使いやすい」利点がある反面、「サイズ対応力に劣る」のが欠点です。
使い方の説明動画
切らない作り帯の使い方
二部式作り帯の使い方
作り帯の使い方を説明した動画ですが、「作り帯って何?」と思われる方にも分かりやすい資料となってます。
サイズの測り方
この作り帯はお客様のサイズに合わせて作るオーダーメイド品である為、メジャーを使って下記の方法で寸法を測ってお知らせください。
ウエストでもヒップサイズでもなく、骨盤のポコっと出っ張った部分の位置で測定してください。
上写真のようにグルっとメジャーを巻いて1周分の長さを測ります。
写真は服を着た状態ですが、実際に測る時は服を脱いだヌード寸法でお願いします。
骨盤を前から見た図(左)と横から見た図(右)。
メジャーで骨盤のポコっと出っ張った位置(赤い点の部分)の高さでサイズを測ります。
良い例。
赤い点に重なるように測る。
よくある悪い例。
赤い点より上で測る。
採寸のコツ
失敗例のほとんどが、メジャーを巻くのが「ゆるすぎた」というものです。
ほんのちょっとキツイかなというぐらいで巻けば大きく間違う事はありません。