文様の名前や種類を覚えようかなーと思っても
何百ページの分厚い図鑑なんて読んでられませんよね。
良く使うものだけピックアップしろよ!って思いますよね。
で、私がご用意いたしました。
帯の文様 使用頻度順BEST15
- 見たままのもの、知らなくても察しがつくものは除く(桜・波・鳳凰・扇面・〇車など)
- 知りたくもない言葉の由縁や意味、屁理屈は省略(江戸時代に云々、牡丹+唐草で牡丹唐草となり云々)
- ランキングの根拠は、私のなんとなく。
1位 紗綾形(さやがた)
振袖などの生地として最も使われている柄。
チャームポイントは卍マークを繋ぎ合わせているところ。
2位 麻の葉(あさのは)
麻の葉を六角形に沿って図案化したもの。
着物、帯はもちろんだが、長襦袢によく見られる。
3位 亀甲(きっこう)
六角形を連続して並べたもの。
振袖用の袋帯に多用されている。
4位 唐草(からくさ)
つるがクルクルっと巻いてる柄。
何にでも脇役として登場する。
5位 市松(いちまつ)
2種類の正方形が交互に並んだ柄。
何にでも登場。
6位 青海波(せいがいは)
半円を重ね合わせて漫画の波っぽくした模様。
どこにでも顔を出すが、昔は色無地などによく使われていた。
7位 七宝(しっぽう)
円を4分の1づつ重ねた文様。
何にでもあるが、おめでたい柄でありジュニア帯に好んで使われている。
8位 露芝(つゆしば)
芝に水滴ポトンという感じの柄。
夏物の着物や帯によく使われる。
9位 檜垣(ひがき)
長方形を交互に重ねた柄。
訪問着や附下げ、振袖の地紋によく使われる
10位 矢絣(やがすり) 矢羽根絣(やばね)
矢の羽根を図案化し並べたもの。
卒業式の着物が有名。
11位 格子
縦と横の線でマス目になってる柄。要はチェック模様。
まあ、色々なところに登場します。
12位 立湧(たてわく)
2本の曲線をクネクネっとさせて、湯気が立ち上るような様を表現したもの。
舞妓さんの帯というイメージが強い。
13位 観世水(かんぜすい)
渦を巻く水の流れを表現した文様。
喪服帯のイメージ。
14位 雪輪(ゆきわ)
雪の結晶をモチーフにした柄。
帯にも着物にも結構ある。
15位 鱗(うろこ)
三角形を連続で並べ合わせた柄。魚のウロコにに似ているから鱗。
厄除けなので長襦袢などの隠れた場所に多い。
以上、文様図鑑なんて読むと寝てしまう人へ、よく使う気がする帯柄の抜粋でした。
会社の若い子に青海波みてWi-Fiマークですか?って言われた。
んー、たくさん電波届きそうですね。
その呼び方の方が、合理的で伝達ミスも減りそうですね。