かわいいけど、パッとみた感じ初心者向けじゃない帯結びを写真140枚を使って、初心者でも出来るように詳細解説しています。
前から、この結び方を紹介したかったんです
細かいところまで、丁寧に説明してあるから初心者の方も挑戦してみてね!
風船ウサギ 結びの例
しっぽ生やしてみたやつ。
では、風船ウサギの結び方解説を始めます。
必要な道具一覧
上の道具が必要になるから揃えてね
帯を結び始める前のセッティング
先に背中の結び目部分を作ってから、その後に帯を巻いていく手順になります。
まず、背中の結び目の部分を作り始める位置を割り出します。
帯の端部分を裏から見たところです
どちらを表側にするかによって柄の位置が変わります。
点線の部分で折ります。
折りました。
再び点線部分で折ります。
折りました。
またまた点線部分で折ります。
折りました。
上写真の光っている線のところから結び目の部分を作り始めます。
今後、この線を説明の都合上、「ラビッツライン」と呼びます。
ラビッツラインの測り方が分からない方は
要するにラビッツラインは帯の端から、帯の幅(赤い矢印の長さ)の約3倍の長さの位置です。
上のやり方で測るのが手っ取り早いですが、なんか良く分からない人はお好きな方法で割り出してください。
結び目を作っていきます。
ラビッツラインに添って折ります。
折りました。
点線のところで折ります。
折りました。
点線でー
折ります。
またまた点線でー
折ります。
腰ひもをセットします。
そして、点線のところで折ります。
折りました。
折りたたんだ帯が崩れないようにクリップで固定します。
これで結び目部分は完成ですが、写真にうつっている面は 着用する時には裏側になります。
表面になる側は、こんな感じ。
以後、この部分を説明の都合上「ラビッツスクエア」と呼びます。
後で帯結びの途中で合体させますので、バラバラにならないように、
そっとしておいてやってください。
ラビッツスクエアの作り方のコツ
最後に折った部分は、少し深めに折りこんでおくと形が崩れにくくなり安定します。
風船うさぎの結び方で最も気を付けてほしい事は、結んでいる途中でラビッツスクエアの形が崩れないようにする事です。
それ以外に関しては、実はさほど難しくありません。
それでは、帯を結び始めます。
結び始めの位置を測ります。
ラビッツスクエアと反対側の帯はしを使います。
手幅3つ分のところが結び始めの位置になります。
説明が分かりやすいようにクリップをつけていますが、実際に結ぶ時にクリップは必要ありません。
光っている部分(クリップをつけた場所)を説明の都合上、「ラビッツポイント」と呼びます。
ラビッツポイントを下の写真の位置(体の中心線)に合わせてください。
位置関係が分かりやすいようにラビッツスクエアを宙に浮かせてますが、実際に結ぶ時は床に置いておきます。
結びの邪魔になるので、帯を肩にかけておきます。
帯を胴に2周 巻きます。
反時計回りに巻いていきます。
実際は、どちらの向きでもOKなのですが説明の都合上、お付き合いください。
胴巻き1周目
1周目、巻き終わりました。
胴巻き2周目
2周目、巻き終わりました。
帯を一度、普通に結びます。
肩にかけた帯をおろします。
おろしました。
写真をみやすくする為、クリップをもう一つ使って帯を留めてますが実際に結ぶ時には不要です。
上写真で光ってる2つの位置を説明の都合上、「ラビッツグラブ」と呼びます。
さらにラビッツグラブを「A」と「B」の二つに呼び分けます。
写真の部分を両手でつかんでー
ギュ!っと締めます。
コマ送りで解説していますが、ラビッツグラブ「A」と「B」をフツーに結んだだけです。
ウサギの耳の部分を作ります。
ここでヘアゴムを使います。
まず、ラビッツグラブ「B」の方を上の写真のように折ってー
ぎゅっ!っとします。
次に、同じようにラビットグラブ「A」を写真のように折ってー
ぎゅっ!とします。
二つの「ぎゅっ」を合わせます。
ヘアゴムで くくります。
ウサギの耳部分が出来ました。
そして、ラビッツスクエアと合体します。
ラビッツスクエアを両手で持ってー
合体完了。
合体シーンを横から見ると
上の写真のようにラビッツスクエアと胴に巻いた帯部分の接続部を折りたたんで
合体完了。
あらかじめラビッツスクエアにセッティングしておいた腰ひもを結びます。
後ろに腰ひもを回してー
背中側で結びます。
後で結び直しますので、ラビットスクエアの位置がズレない程度に軽めに結んでおいてください。
「ラビッツスクエア」を「腰ひも」と一緒に後ろに回転させます。
時計回りにまわすと着崩れしにくいです。
回し終わりました。
ラビッツスクエアが背中に、腰ひもの結び目が前にきている状態です。
腰ひもを しっかり結び直します。
さきほど、仮結びにした腰ひもを解いてー
しっかりと結びます。
このヒモは、風船うさぎを支える一番大事なパーツなので、きっちりと結んでおいてください。
結べました。
写真は、片蝶結びと呼ばれる片側だけ蝶々結びにした結び方で、
普通の蝶々結びよりもコブが小さくなるので、着物の着付けではよく使われます。
ただ、大して変わらないので蝶々結びでもOKです。
ハミ出している腰ひもを帯の中にしまいこみます。
適当なやり方で構いませんが、綺麗に畳んでから入れた方が良い感じです。
もぞもぞ
腰ひもが綺麗に片付きました。
帯揚げを使います。
帯揚げです。
何故、帯揚げを使うのかというとー
今現在の状態を背中から見ると、こんな感じですがー
ラビッツスクエア部分をピラっとめくるとー
帯を折たたんでモコモコになった部分があります。
このモコモコ部分を説明を分かりやすくする為に、以後、「インターナル オーガンズ オブ ラビッツ」と呼びます。
着用時にインターナル オーガンズ オブ ラビッツは、真後ろからは見えないのですが、
横からだと見えてしまい、地味に格好悪いです。
ですので、帯揚げで隠します。
という事で、帯揚げの結び方に戻ります。
上写真のように、帯揚げを通してください。
分かりやすいように、ラビッツスクエアを めくりあげた状態でクリップで止めた状態で解説を進めますが、
実際に結ぶ時は、めくる必要もクリップで止める必要もありません。
インターナル オーガンズ オブ ラビッツを帯揚げで包み込んでいきます。
包み込み完了。
横からみた写真。インターナル オーガンズ オブ ラビッツが見事に包み込まれています。
これで、横から見られてもキャーーー!ってなりません。
帯揚げをなるべくグシャグシャにならないように前に持っていきます。
インターナル オーガンズ オブ ラビッツの隠し方の解説が終わったので、めくりあげていたラビッツスクエアは、下しています。
普通に一回結びます。
ぎゅ!
手を持ちかえてー
矢印の方向に ねじります。
ねじりました。
ねじっておくことで、ほどけにくくなります。
帯揚げの端っこを畳んでいきます。
適当な長さに畳んでー
帯の中に入れます。
反対側も同じように畳んでいきます。
真ん中の飾りっぽいものを作ります。
だいたい上の写真のような大きさにしてー
ズボっと入れます。
そして、反対側もー
ズボっと入れます。
帯揚げの完成です。
後ろから見た写真。
次で最後の工程!帯締めを使います。
召還した「ラビッツゲート」から帯締めを引っ張り出しました。
帯締めの結び方は色々な種類がありますが、簡単でかわいい方法を1つ紹介します。
帯締めをラビッツスクエアに通します。
帯締めを通す場所の拡大写真。
右手側から見たところ。
左手側から見たところ。
まず、フツーに蝶々結びにします。
帯締めの両はしを合わせて、長さを揃えます。
体の中心ではなく、左側にズラしたところで交差させます。
右でも左でも、好きな方にズラせばOKです。
交差させた所で結んでいきます。
コマ送り写真にすると大袈裟ですが、片側のタレ下がった部分が長いこと以外は、ただの蝶々結びです。
あとは、片側の長い方を挿すだけ。
指で つまんでる方の帯端をー
挿すだけ。
軌道を光らすとこんな感じ。
挿す場所の拡大写真。
指を2本入れてる場所です。
念の為、光らせておきます。
帯締め 完成。
お疲れ様でした。風船うさぎの出来上がりです。
結び方のコツ
最初にラビッツスクエアをキッチリ作っておいて、
それが崩れないように、帯揚げと帯締めでキッチリ固定する事さえ出来れば、
そんなに難しい結び方ではないです。
他にも色々な帯の結び方を解説しています。
★の数が少ない方が簡単
風船太鼓の結び方リクエストしたいなーと思っていたら、更に上を行く結びが紹介されていてビックリして初コメントしてしまいました。
鋼のムーンサルト!!ラビッツタイコ!!
新カテゴリー商品の着物も浴衣に続いて可愛いですし(*´∇`*)
うお~~!竹猫さん!
コメントありがとうございます!
鋼のムーンサルトは、前後からガシャーンと挟み込むメカみたいなのがあって、変身シーンの再現が大変だなーと思いつつ見ています(笑)
SHOPサイトの細かいところまで、いつも見ていただきありがとうございます~~~
うわー可愛い!
いつもめんどくさくて慣れてる貝の口ばっかりだけどラビッツ太鼓今度巻いてみたい!
そのうち矢の字と二重太鼓と角出しの解説お願いします!
あと半幅でお太鼓が作れるらしいんですがどういった結びかご存じないでしょうか?
ついでに名古屋帯とか袋帯めんどくさいから枕と帯揚げいらないアレンジ巻き方とかも知ってるとたのしそう~
そういうのがあったら半幅だけじゃなくて家にあるちょっといい袋帯もぐいぐい巻いていけるのに~><
お褒めの言葉と色々なご提案、ありがとうございます。
実は、ラビッツ太鼓を提案した者から「次はお太鼓系やりましょう」って要請が来てたのですが、
カルタ結び⇒ラビッツ太鼓と長編記事の連続で足腰がガクガクなので、ちょっと休憩をくださいと軟弱な事を言ってしまいました。
なるべく早く休憩を切り上げて頑張ります!
※半幅帯のお太鼓系結びは、バリエーションは沢山あるみたいですが、基本は一度ギュっとしてから角出しみたいな感じで形を作る要領かと思います。
色々なサイトで紹介されてるみたいですよ。(うちにはないです、すいません)
ありがとうございます。
参考にさせていただきました!
分かりやすい上に所々笑ってしまう部分もあってとても読みやすかったです。
地獄の140コマ解説をやりきった甲斐がありました。
お役に立てて嬉しいです。