みんなもやってみてねー!って記事ッス
とりあえずコーディネートした写真を見てください
モデルさんが凄く素敵
綿ポリの着物ならともかく
昔ながらの紬の着物にエスニックなアイテム群が合うのか???と疑問だったけど めっちゃ良いね!
インド生地に合うようにエスニックな小物を合わせました
杢カラーの足袋ソックスが良い感じになじんだと思います
使用している帯の解説
インドのバッグチャームをぶら下げてみました。
会社の近くのエスニック雑貨AYUMIというお店(鞍馬口店)で、
1900円で買ってきたインドの生地を使って名古屋帯に仕立てました。
110㎝×170㎝という微妙な生地面積でしたが、一枚だけで足りました。
(裏地部分の継ぎの数が少し多めになりましたが)
弊社の着付け担当がアドリブでやった帯結び。
帯締めを帯の中に通してないので結び部分に帯留めを持ってこれるってところが素敵だなと思いました。
帯留めは生地と同じくAYUMIさんで購入したものを帯留め用の金具にボンドでくっつけて使ってます。
インドのサリーやバティックを帯に仕立てる際のウンチク
サリーを使えば1枚で2本の帯が作れます。
一枚のサリーから作った九寸名古屋帯と半幅帯。
計算上は、九寸名古屋帯を2本作る事も可能です。
生地がやぶれてたり、柄指定をするとロスが生まれるので2本は作れない場合もあります。
東南アジアの生地は作りが大味なものが多い
各所に上写真のような染め難が見られます。
インドやインドネシアの生地全般がダメというわけではなく、
市場にお安く出回っている生地にはワイルドな作りのものが多いです。(業界が違うため、このへんの諸事情は詳しくないですが)
ホントに手描きっぽいというか、手作りっぽいというか、
生地の地の目と染められた柄が添ってなかったり、所々、染まってなかったり、普通にやぶけてたりします。
特に破ける部分が大きいと必要な生地面積の計算が狂うので注意です。
でも、これらは悪口ではなく、そういうノリで生み出される手描きテイストこそが魅力なのではないかと思います。
色落ちしやすい
ほぼ使っていないにも関わらず、赤い染料が飛んでいます。
日本の着物や帯の場合、堅牢度という指標で一定以上の色落ちのしにくさが保たれていますが、
インド生地などの場合、全く事情が異なります。
白い紙に生地をゴシゴシとコスリつけて見ると程度が分かります。
しかし、最近、通販で安く売られている浴衣や帯も海外で最低ランクの染めで作られていて
えげつない色落ちを普通に繰り出してくるので、そのへんと変わらないといえば変わりません。
私の観測範囲内でも 生地によって けっこうな差があり、
例えば、今回の着物コーデで使っているAYUMIさんで買った生地(コーディネートの写真で使ってる帯の生地)は、色落ちはマシなのですが、
通販で買ったサリー(紫の生地)はかなり酷いです。
ですので、ちょっとぐらい色がうつってもOKな着物でお楽しみください。
弊社で色落ちを緩和する加工も承っておりますが、これは、色落ちを「緩和させる」ものであって「なくす」ものではありません。
まとめ
特に改めて申す事もないんですが猫から一言。
猫野郎が語る
最近の俺の写真撮影事情
いや~・・・
最近、会社から徒歩5分圏内のところでばかり撮影してるんですけど、たまには、ちょっと遠出したいんですよね
着物の着付けを社内で行う必要があるからしかたないとはいえ、せめて片道15分かけていいなら選択肢が広がるんだけど、
さすがにもう撮る場所のネタがないというか、ちょっとでも構図が横にズレるとゴミ袋などが写ってしまうロケ地はシビアすぎて疲れるというか、撮ろうと思ってた場所でサボりの営業マンが車を泊めて昼寝してたりして困るというか(以下略)
手頃なエスニックの布地は織りや縫製ともに大味なんだけど、柄行や色あいや発色が、和ものとは異なる感じがいいんですよね。
和洋折衷ともまた違う感じのミックスコーデとでもいうか。
とはいえ、色落ちは汗ばむ季節、これからは特に気になるといえば気にはなりますが・・
しかし、ネットオークションで昔の注染の浴衣を買って洗濯すると色落ちやなかの縫い代の模様が衿に移っちゃったりもしますが、この辺は技術の差なのかな。
割り切って上手に使えれば、コーデの幅が広がるので面白い素材であることには違いないですね。
ありがとうございます。
いいですよね、エスニック。実は、個人的にそんなに期待してなかったのですが期待以上でした。
色落ちについては技術差というよりも、注染という技法自体がもともと色落ちしやすい事と、浴衣にはそんなにコストをかけられないという大人の事情かと思います。
仰られるとおり、ものによって真夏は、意図的に転写したかのような色落ちが発生しますからね・・・
(初めて見た時は衝撃でした)