5歳の男の子の七五三の衣装
2021年の秋、満5歳になった息子の七五三のお参りに行ってきました。
息子が着物を着るので娘にも着物を着せたいなと考えていたところ、最近耳にする「二分の一成人式」を思い出し、ちょうど娘が10歳なのでそれを理由に娘も着物を着ることにしました。
今回も、我が家の準備から当日の様子を体験談としてお伝えしたいと思います。
なんだかわたしの七五三日記のようになってしまっていますが、ご参考になれば幸いです。

当日着るものの準備

誰が、何を着るか、どうやって準備するか、悩みますよね・・・
今回は息子着物、娘着物、母着物、父スーツになりました。

息子の着物

まずは息子の着物について。レンタルするか、購入するか・・・
娘3歳の時は汚れる不安と日程がぎりぎりまで決まらない不安で、購入することにしました。
娘7歳の時は日程が早いうちから決まっていたことにより、レンタルにしました。ちなみにその時2歳だった息子にも男の子用の被布の着物を一緒にレンタルしていたのですが、当日着せようとすると完全拒否されたので着せられませんでした。。。
その時の着付けをしてくださった方が、小さい子には写真を見せながら「今度こんなお着物きようね」とかの声掛けを前もって1ヶ月ぐらい前からしておいて認識させておくとよいとおっしゃっていました。

今回は日程がなかなか決まらなかったので、購入することにしました。
必要なものがすべて揃っているフルセットのものでも、レンタルとそんなに料金の差がなかったです。
前回の経験から、今回は着物を選ぶ(スマホでネットショッピングですが)ところから息子に「どれがいい?」と聞きながら決めました。
本番の2ヶ月ほど前には注文しておいて、届いてからは何回か着せてみて、「かっこいいやん!お似合いやん!」の声掛けをし、気分を高めることも前もってしておきました。

娘の着物

次に娘の着物について。
帯はみつやまにある何かしらの帯でサンプル的に作り帯を作ってもらおうと思っていたので、着物をどうしようかなと社内で話していたところ「孫が十三参りで着たのでよかったらあるよ」と言ってくれる人(ベテランのスタッフ70代)が現れたので、お言葉に甘えて(草履もバッグも、何から何まで)お借りできることになりました!
帯は作り帯を娘のサイズで社内で作ってくださいました。
2分の1成人式で使った作り帯の写真
娘は10歳にしては背が高いほう、お孫さんは背が低いほうだったので、十三参りの時の着物でもちょうどいいサイズ感でした。
髪飾りは、みつやまでおすすめしている帯芯のハギレを使って社内の人が作ったつまみ細工の髪飾りをつけることにしました。
2分の1成人式の髪飾りの写真

わたし(母)の着物

こども二人が着物を着るので、わたしも着物を着たいと思っていました。
七五三で母親が着る着物はどのようなものがふさわしいかがあまりわからなかったので、これについても同ベテランのスタッフに尋ねたところ、訪問着・付け下げ・色無地が無難だということでした。
主役のこどもよりも派手になりすぎないよう淡い色合いを選ぶと良い、または、七五三は秋の季節だから明るい春っぽい色ではなく、秋を感じるような色や柄を選ぶと粋だよとアドバイスをもらいました。
そしてベテランスタッフの自前の着物(うぐいす色のような草色のような色)と、紅葉の刺繍の帯を貸してくれることに決まりました!

 

神社選び

七五三のお参りは、氏神様にお参りするのが一般的ですが、、、ですが、、、京都はなんせ有名な神社が多くて・・・
寺社仏閣が好きなわたしはいろんな神社でのお参りを体験したくて、娘のお宮参り「大原野神社」、娘3歳の七五三「上賀茂神社」、娘7歳の七五三「北野天満宮」、息子のお宮参り「今宮神社」、と、全部違う神社に行きました・・・!
今回はまだ行っていない「下鴨神社」に決めました。

ちなみにどこが良かったかの感想ですが、北野天満宮が個人的には良かったです。
ご祈祷してもらう場所が、ご神殿の2階に上がったところだったのも新鮮でしたし、お下がりで頂いた品物が
北野天満宮オリジナルの鉛筆セットやシールなどの文具、それと「天孫降臨」の絵本がとても良かったです。
わたしが個人的に日本の歴史が好きなので、こどもよりもわたしの方が興味を持って読んでしまいました♪
さすが学問の神様の神社ですね!

 

写真・着付け・ヘアセット

当日の着付け、ヘアセット、写真撮影についてですが、探してみるといろいろありますね!
神社で全てセットになっている(着物レンタル、着付けへアセット、写真撮影)ものを予約できたり、写真館で全てセットになっている(着物レンタル、着付けへアセット、現地での撮影)ものもありますね。

娘7歳の七五三の時は、自宅に着付け師さんに来てもらって、着付けとヘアセットをしてもらい、写真撮影はフリーのプロカメラマンの方に現地で撮影してもらいました。
この時はまだコロナ禍前だったので、お参り後に親族で食事会をする予定にしていたため、着付け師さんには朝8時前に来て頂き準備をし、10時にカメラマンさんと神社で待ち合わせしロケーション撮影、お参りして、その後食事会、とハードスケジュールで疲れました・・・

今回はと言いますと、わたしはこの日のために1年ほど前からみつやまの社内で作り帯などの着用感の検証等も兼ねて着物を着る練習をさせてもらっていました。
娘の着付けとヘアセットはありがたくも弊社ベテランのスタッフがしてくれるとのことでしたし、写真は社内で使っている一眼レフを貸してもらって自分で撮影することにしましたし、今回はコロナ禍ということもあり親族での食事会もしないことにしましたので、時間にしばられることなく準備ができる段取りとなりました。

息子の着付けは、説明書を読んで事前に練習してわたしが着付けることにしました。

 

七五三当日の様子

七五三のお参りの日は一般的には11月15日とされていますが、今までは我が家ではなかなか11月15日に都合がつかず11月中にお参りをしていましたが、今回、皆の都合が良い日がちょうど14日だったため1日違いではありますが11月14日にお参りしました。

12:30

2分の1成人式のヘアセットの光景
昼食は自宅ですませ、12時半ごろ娘のヘアセットと着付けを始めました。
娘の支度をしてもらっている間、わたしは息子の着付けをがんばりました!
昨年、娘に浴衣を着せた時に、衿元を間違えて左前にしてしまうという惨事を経験しましたので衿元には細心の注意を払って着せていきました・・。
前もって練習していたので、なんとかそれらしく着せることができました。
娘の着付けが終わった後、なんと私の着付けもベテランスタッフがしてくれました!
1時間ほどで全員の支度が終わりましたので、下鴨神社へ向かいました。

14:00

2分の1成人式の風景
両家おじいちゃんおばあちゃんとは14時に現地集合にしていました。
お天気も良く、ちょうどコロナも落ち着いている時期でしたので、けっこう人も多くて賑わっていました。
七五三のお参りで来られている方もちらほらいらっしゃいました。
ご祈祷をしてもらう前に、(こどもが元気なうちに)ある程度写真を撮っておいたほうが良いと思ったので、集合写真などはさっさと先に済ませておきました!
写真を撮りながら進んでいき、ご祈祷の受付をし(ご祈祷は予約制ではなく、当日の受付です)、待合室で待っている間もせっせと写真撮影をしていたのですが、そういえば室内などの暗い場所での撮影では設定を変えないといけないと、カメラを借りる時に教えてもらっていたのに気付き、でも時間もなく上手く撮れませんでした・・・泣
待合室も雰囲気のある場所で、上手く撮れるととてもよい写真になったと思います。
下賀茂神社の七五三の待合室
ご祈祷も無事終わり、外に出ると少し日も落ち始めていました。
この時間になると娘も帯が苦しいやら足が痛いやら言いはじめ、あまり良い写真も撮れませんでしたので、やはり先に元気なうちに写真を撮っておくほうが良いと実感しました。

16:00

今回はお食事会はしないことにしていましたので16時ごろに現地で解散し、すぐに家に帰って着物を脱いだ娘は開放感と疲労とでぐったりでしたが、息子は着物もそんなに締め付けられてなかったので元気でした。
お疲れ様でした!

 

まとめ・感想・反省

・撮った写真は自分でフォトブック(ネットで探すといろいろな種類のフォトブックがあります)を作りました。
・写真撮影は、こどもが元気なうちに撮っておいたほうがいいです!(カメラマンさんに撮影してもらうなら、その点心得てらっしゃると思います)
・おじいちゃん二人も自分のカメラを持ってきていて、わたしがこどもの写真を撮っているときに一緒にカメラを構えはるからこどもの目線がばらばらになってしまっていました。でも・・・かわいい孫の写真を撮りたいという気持ちを邪険に扱うことはできませんので、順番でカメラ構えましょうと提案すると良かったのか?と終わってから反省しています。
(数年前の七五三の時カメラマンさんに撮ってもらった際は、おじいちゃん二人もカメラマンさんが撮っている時は自分たちは撮らないようにしてはりました。)
・今回は写真を自分で撮ったことで、コストはかなり抑えられましたが、着物を着ながらの撮影、「撮るから並んで!」とかの指示を全部自分でしないといけなかったのがとても疲れました!
七五三&ハーフ成人式での家族写真