京都で仕事をお探しの和裁士さんへ
当社に着物の仕立ての仕事はありません。
しかし!
単価は着物に比べて安いですが、和裁士さんは大勢活躍中です。
昨今、和裁学校を卒業したのに仕事がない、もしくは少なすぎて不安定という方が、度々、当社に仕事の説明を聞きに来られます。
当社では、和裁士さんには、なるべく良い工賃が支払えるよう難度の高い仕事(そのかわりに割が良い)をお願いするようにしております。現実に多くの和裁士さんが当社で仕事を継続してくださってる事から見ても、悪い仕事ではないと思います。
和裁の経験者は、即戦力か?
実はそうでもありません。和裁教室で習う帯仕立ては、かなり簡略化された教え方が多く、一から学んでいただく場合がほとんどです。
しかし、やはり針と糸の扱いに熟練された方々ですから習得は圧倒的に早いです。
帯仕立ての内職経験者さんへ
(株)みつやまの内職と、他社の内職の違い
みつやまは、もちろん経験者大歓迎です。しかし、西陣にある多数の仕立て屋さんと、当社は色々な部分で異なる点があります。失敗しやすい原因を書き出しておきますので参考にしてみてください。
①みつやまの仕立ては、分業制
袋帯を例にしますと、内職される方が自分で帯を裏返し、自分で帯芯を縫い付け、自分で帯端を折り込み、自分で千鳥ぐけするという「ほぼ全て内職さんに丸投げ形式」の会社におられた方も多いと思います。
九寸名古屋帯に至っては、反物の状態で受け取って、全てを自分で仕立て上げるシステムの会社が90%以上です。
確かに上記のやり方の方がコストが安くすむというメリットがあるのですが、あえて当社では、品質を高く一定に保つ為に社内にて専用機材、機器で地詰め、地直し、採寸、巾合わせなど施した後に<部分的な縫製>のみを内職でお願いしています。未経験者にとっては、楽で、場所も取らない嬉しい体制ですが、経験者の方にとっては「自分の慣れたやり方に変更を強いられる」という点がストレスになる場合があります。
②単価は高いが検品は少し厳しめ
元々、丁寧な縫製をしておられた方であれば何のストレスもなく、内職単価だけ上がる場合が多いので喜んで頂けると思いますが、速さ重視で仕事をしておられた方は、これまでの癖が抜けずに苦労される場合もあります。
とは言っても、ゆっくり少しずつ慣れていただければ解決できる事なので根気さえあれば大丈夫です。
デメリットを書きすぎたので、最後に良いところをアピールさせてください。
③仕事は、たくさんあります
おかげ様で当社の売り上げは前年を大きく上回る事が出来ました。経験者の方に当社に来られた理由をお聞きしますと「仕事が減ったから」と仰られる事が多いです。呉服市場は凄い勢いで縮小していますから当然なのですが、当社でその心配はありません。特に特選仕立てが出来る方の仕事が不足する事は滅多にありません。
④ノルマはありません
希望される本数を集配するシステムを取っています。ただし一日に最低3時間程度のお仕事はお願いしています。事務処理と集配にかかるコストとの兼ね合いです。
会社によっては、徹夜をしても出来ないような量を問答無用で放り込んでくるところがあるようですが、当社では、そういうお下品な事はありません。
みつやまの内職に興味を持たれた方はお気軽にお電話ください