古い帯の問題点と、それを解決する為の仕立て直し方を紹介します。

古い帯の仕立て直し

無駄に重い、かたい → 帯芯の取り替え

一時期、帯は、重ければ重いほど良いとされていた時期がありました。

また、端を持った時に、帯がピンと立たなければいけないなどと言われ硬さが求められていました。

しかし、最近の流行は正反対です。こういう時は、帯芯を取り替えてもらいましょう。

昔の帯芯は上述の価値観から、かなり重いものが使われている事が多いので効果があります。

 

汚い → ○○を取り替え

京洗いや、しみ落としなどで対応出来るものは良いですが、古い帯の多くは、そのような方法論では対応できない次元のものが多いです。

自分自身の希望と予算に合わせて、どこまで新しく取りかえるかを判断してください。

1.帯芯を取替

昔の帯芯は、防カビ加工などされてなかった為、ホントにビックリするぐらい腐敗しきっている状態になっているものが多いです。帯芯取替を希望される方は、「古い芯を返してください」と言って、是非、その状態を見てみて下さい。

 

 2.裏地取替

今現在ついている裏地と、新しく用意した帯裏地と取り替えます。帯の脇の縫製を丁寧にほどく必要性と、生地代が加わる為、仕立て料金は高めです。

 

3.中無地取替

今現在の中無地を切断し、新しい帯地と取り替えます。裏地取替と同様、仕立て代は高めです。

 

1,2,3の全てを取り替えると、すごく綺麗で清潔になりますが、高いです。

安ければ、どんどん仕立て直したいところですが。(もちろん、新品の帯を買うのに比べたら安いですよ)

 

 

しわがキツイ。帯がダブダブ。

1.プレス加工

素直な素材の帯だと、思ってたより綺麗になる事もありますが、古い帯の場合、プレス加工では完全に直す事が難しいものが多いです。
料金は、すごく安いです。

2.再縫製

一度、縫製を全て解いて、シワを伸ばしてから縫製しなおします。一部の素材を除き、大抵は綺麗に生まれ変わります。

 

 

帯が短い

1.丈直し

生地を足して、帯の丈を長くします。昔の帯は、ほぼ例外なく短いです。

 

2.作り帯にする

通常の着付けでは短くて締められない帯も、作り帯にする事で着用可能になる場合があります。

詳しくは、帯が短い、締められないのページをご覧ください。

 

 

リサイクル、アンティーク帯を購入時には、良い状態のもの見極める事で仕立て直し代を抑える事が出来ます。

リサイクル帯、アンティーク帯の目利き方法を知りたい方は、こちらへ