袋帯を名古屋帯に仕立て直し・注意点

二重太鼓の帯を一重太鼓にしたいだけならば 、名古屋帯にするのではなく京袋帯にすれば合理的で安い

袋帯を京袋帯に仕立て直す場合は仕立てを解く必要がないので、仕立て料金がかなり安くなります。
京袋帯について知りたい方は、こちら。

 

どれぐらい安いのか

諸事情につき、当社は帯の仕立て直し代を載せていませんので表現しにくい所ではありますが、
めっちゃ安くなります。

 

特に開き仕立てをお考えの場合は、京袋帯をおすすめします

京袋帯を勧める理由

 

① 九寸名古屋帯の開き仕立てと構造上、大きな違いはない

② 裏をつけない開き仕立ては仕立て上がりが不恰好、もしくは不可の場合が多い

③ 裏をつける開き仕立ては、着付ける時に裏のモスリン(表地に比べてやわらかいので)などがブワっと出てきやすい。

 

上記②と③の理由

下の図は、通常の開き名古屋仕立てを裏から見た図です。
額縁のようになっている事から額縁仕立てとも呼ばれます。
開き名古屋仕立て・裏から見た図解

 

次に、袋帯を無理やり開き名古屋仕立てにした時のありがちな図です。
袋帯を無理に開き名古屋仕立てにすると

上手の赤丸部分を見てください。すごく狭くなっています。全然、額縁じゃありません。
九寸名古屋帯は、仕立てをする巾よりも、生地を広く織ってある場合がほとんどなのですが、
袋帯はそうではなく、酷いものになると縫い代が1ミリしかなかったりするからです。(不良品というわけではありません)

 

あえて、名古屋帯にするメリット

胴まわり部分が軽くなります。日々、着物を着られてる方にとっては軽視できない要素かもしれません。

 

いくら重いといっても、ズシッ!っていうような重さではありません。

京袋帯を君に

京袋帯という帯が実際に存在し、多くの方に愛用されてるわけですから。
私は、特に強い希望のない方には京袋帯への仕立て直しをお勧めしています。

 

ここが社内で不評

帯芯で作ったヒゲが時間経過で垂れ下がってきました。

帯芯製のヒゲ

他の仕立て直しパターンを知りたい方は、こちら。