格安、激安な帯芯のプレッシャー

中国製の帯芯は1.000円でも ぼったくり

kazz

マジっすか

ごんちん

通称パンツ生地。あれは帯芯というより、ただの布です

織物ではない絹芯は1000円でも ぼったくり

kazz

ジョークっすよね?

ごんちん

弊社では、只今セール中で500円です

同じ名称の帯芯でも、中身が同じとは限らない

kazz

な・・・何を言ってるのか分からないっす

ごんちん

思い込みの隙をついた高度なマジックです

という事で、このページでは そのへんのちょっとブラックな帯芯事情について書いていきたいと思います。

 

最高級!最高品質!という表現が蔓延する帯芯市場

どの帯芯がいいの?

消費者はもちろん、業界でも帯芯について体系だった知識を持ってる人は少ない。そこを突いたパンツビジネス

通称「パンツ」と呼ばれる中国製の粗悪品が出回っています。パンツのような生地にノリを打って帯芯らしくしたものです。
しかし、パンツが悪いと言いたいわけではありません。パンツには安いという明白なメリットがあります。

私がここで問題にしたいのは、パンツを最高級と表現するような嘘の表記についてです。

絹芯は高いものというイメージを利用した不織の絹芯ビジネス

不織の絹芯とは、従来高価とされてきた織物の絹芯ではなく、絹風味のクズ糸などを樹脂で固めた物体です。
しかし、不織芯が悪いと言いたいわけではありません。不織の絹芯は耐久性に大きな難があるものの、ふっくらした独特の風合いなど存在価値はあるのです。

私がここで問題にしたいのは、高価な絹芯と同列であるかのように不織の絹芯を販売する行為です。(メチャクチャ儲かったそうです。そりゃそうだ・・・)

 名称そのままで中身すり替えビジネス

同じ名称、同じラベルなのに中身が全く違う帯芯があります。なかなか風情のある世界です。

とある帯芯会社の社長によれば、自分がつけた帯芯の名前が他社の中国芯に断りもなく使われているとか。

 

三河帯芯とは

「三河帯芯とは、三河地区 又は その周辺において小幅織機で製織、加工仕上げされた、先晒の織物(色物は除く)です」

 

kazz

zzz・・・

ごんちん

まあ、分からなければ購入先で証明書をもらってください

三河帯芯証明書

三河芯証明書
▲ 三河芯使用之証(上の写真)

三河帯芯伝統保存会が、三河芯を以上のように定義し、写真のような証明書を発行しています。中国製や品質の悪い帯芯が三河芯と同価値かのように扱われるケースが多いための苦肉の処置です。

この事からも、パンツ帯芯の被害がどれだけ深刻かを伺う事が出来ると思います。

 

ここから帯芯のマニアックな説明になるので興味ない人は飛ばしてください

帯芯の品質を決定する3つの条件

  • 先染め or 後染め
  • 小幅織物 or 広幅織物
  • 高密度 or 低密度

左側の方がコストがかかる分、高品質と言えます。特に密度が重要です。低品質な帯芯の多くは糸の少なさを樹脂で誤魔化しているものが多く、購入時には素人目に問題なさそうに見えても、複数回の着用で腰がなくなる事があります。(ペラペラになる)また、着用しなくとも時間の経過で生地が縮む事もあります。

先染とは?

織る前に染めておくって事です。後染は、織ってから染めるという事です。三河帯芯の定義に「色物は除く」というのは、カラー帯芯の事ですね。

小幅織物とは

帯に近い幅で織りあがってるという事です。広幅は帯幅の何倍もの幅で織ってから切断して帯芯になります。

インチ間の密度

インチ間とは、正方形の1インチ(2.54㎝)の織物に縦と横で合計何本の糸が入っているかの繊維業界共通の単位です。
安く売られている帯芯の多くは、インチ間120以下であり、それを樹脂で固くしたものです。
最高級の帯芯はインチ間160です。これぐらいの高密度の場合、水を入れても、なかなか漏れません。

 

 当社にもパンツはあります。激安です。

ただし、パンツはパンツと正しい説明をして帯芯販売をしています。

 

 

以上、帯芯の品質と価格、中国帯芯云々についてでした。