帯の寸法と寸法直し

現在、新しく織られている帯のスタンダードな長さを記載します。

鯨尺をcmに換算すると 1寸 = 3.78787878㎝

◆ 標準サイズの方には、少し長い感じになります。
◆ 古い帯は、このページの表記よりも短いものが大半です。
◆ 下記寸法と違うからといって不良品というわけではありません。

 

袋帯など二重太鼓の帯

袋帯の寸法表

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九寸名古屋帯 八寸袋名古屋帯 京袋帯など一重太鼓の帯

九寸帯、八寸帯、京袋帯の寸法表

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九寸名古屋帯と八寸袋名古屋帯は1丈までの長さが圧倒的に多いですが、京袋帯は1丈5寸ぐらいに作ってあるのをちょくちょく見かけます。

 

 

寸法直し(帯を長くする時)に足し布される位置について


足し布の位置図解

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足し布は上記AとBの2カ所に必要です。

「中無地だけを長くすれば良い」というのは間違いです。

上図Aの長さも着用者のサイズに比例するからです。
(全通柄の帯や六通帯でいくつかの条件を備えた場合は1カ所で可能な場合もあります。)

 

了解なしに2カ所を切断した事がトラブルになる事が稀にあります。

「1カ所を切るだけで良かったんじゃないの?」「中無地を長くするだけで済んだんじゃないの?」という疑問が起こるのは自然な事です。
初めてのお客様には丁寧な説明をさせて頂く必要があります。

 

ウエストやヒップが何cmまでなら足し布不要なのか?

事故を防ぐ為、あえて記載していません。帯によって前提条件が様々なので一概に説明する事は難しく、何より「切らなくとも締められたのに」という結果を最も避けたいからです。多少は手間でも仕立て屋さんに見積もりに出す事をお勧めします。

 

雑記

ほんのひと手間で、ほんの少し得する話

帯だけを購入する場合でも、着用される方のサイズを発注伝票に記載してもらってください。例えば、九寸名古屋帯の場合は帯巾を着用者に見合った巾に仕立てる事が出来ます。(帯によっては何も出来ませんので過度の期待はしないでください)

 

柄の位置が圧倒的におかしい帯

染め帯に多くみかけます。原因はなんとなく分かっているのですが、最近は知識が浸透してきたのか少なくなった印象です。
客観的に誰が見ても分かる商品不良なので、どのお店でも商品交換または返品を受け付けてくれると思います。

 

別注で最初から長く織ってもらうという方法もありますが

対応してもらえたらラッキーぐらいの薄い期待で販売されてる方に聞いてみてください。
でも、無理でも怒らないでください。現品販売か受注生産かなど様々な要因で可否が分かれますので断られても、その方がケチという事ではありません。