子供って知らない間に大きくなっていますよねー。
うちの子もシーズン三周目の洋服をちんちくりんに着せてなんだか可哀そうなことになっていることもしばしば・・・。
シーズンモノといえば代表格に浴衣がありますよね! たまーにしか着ない浴衣が数回着るだけで来年はアウトーってのはちょっと悲しすぎます・・・。 だから自分で丈を直してみましょう!!


 

☆ 子供のゆかたはあらかじめおはしょりを作って縫い付けてある場合が多い

子供の着物はおはしょりと言ったり、腰あげと言ったりします。(以下おはしょり)
着物は成長に合わせて伸ばして着られるように、縦長に作ってあるのです。
その余りを縫い上げて着ます。 おはしょりの位置は成長に合わせて位置をずらせば、翌年、また同じものを着用できます。 こういう調整が効くのも浴衣の優れた点ですね!

子供浴衣展開図
子供浴衣を用意します。 おはしょりが元々縫い付けて販売されていることが多いですので、子供の身長に合わせてどれ位 短く or 長く するのか採寸してみましょう。 ちなみに、大人と違って子供の浴衣は動きやすいように短めに着る事が多いです^^

 

 

おはしょりの幅
〇部分がおはしょりの幅です。元々この分だけ縫い上げてありました。

 

縫う場所
おはしょりをめくってみました。 着丈を長くしたい場合は元々の縫い目より↑(ピンクの線 着丈を短くしたい場合は元々の縫い目より↓(ブルーの線

 

脇のズレ
よく見ると、ここがややズレていました。

 

縫い目ほどく
直す為に少しほどきます。(ここでは全部はほどきません。)

 

脇揃う
真っ直ぐになりました♪ズレないようマチ針をうちます。

 

今回は4センチ丈を短くします

長さ測る
今回は短くするので、元々の縫い目より下 4センチ1/22センチの位置を測ります。(※ここで4センチ下を測ると8センチ短くなってしまいますので注意)

 

はじまり返し縫い
ここから元々の縫い目の下2センチをずっと縫っていきます。 縫い始まりは何度か返し縫いをしてください。

 

縫い進める
ブルーの線が新しい縫い目です。 こちらはおはしょりの裏面なので、表に出る縫い目はなるべく小さいようにこのような波でわりとザックリ縫っています。 ですが、帯を結べば見えなくなる位置でもありますので、面倒であればミシンで縫ってしまっても良いと思います。

ただリスクは後でほどきにくいという点です(笑)

 

かけはり
かけはりがあれば使いましょう。 引っ張りながら縫うと目が安定してくれます。

 

終わり返し縫い
最後の部分も縫い始まりと同様に返し縫いします。

 

元の糸ほどく
縫い終わった後に元の縫い目をほどきます

 

● 完成 ● (しまった・・・完成形を撮影し忘れていました^^;)
ながーく解説はしましたが、やっていることはとても単純! 縫い針と糸があれば簡単に出来ます♪ お子様の浴衣、是非長く着せてあげてください。