袋帯や京袋帯を仕立て直しする方は、帯端をどこで仕立てるか以下から選んでください

帯端の折り込み位置・全パターン

  • 青線 関東仕立て
  • 赤線 関西仕立て(今風)
  • 黄線 関西仕立て(昔風)
  •  

ごんちん

デザイン的な理由で好きにすればいいし、
特に希望がなければ、仕立て屋さんに任せればOKですけどね

※ 記事の最後にある注意点だけは読んでおいてください


仕立てる位置それぞれの解説

選択肢1 関東仕立て

こんな人におすすめ

  • 界切線や界切線の下部分を出すのが格好悪いと思う時
  • 特に希望がない時

帯の関東仕立てとは

界切線を表から見えないように中に折り込む仕立て方。今は、ほとんどが この仕立て方です。
通常、帯の仕立て屋では、特に注文がなければ関東仕立てで仕立てます。

ちなみに、着物の世界は関東、関西という区分が大好きで、長襦袢の仕立てにも関東と関西があり、柄の入れ方にも関東と関西があり、帯の結び方にも関東と関西が・・・


上の写真の帯を、関東仕立てにすると こうなります

袋帯の関東仕立て


選択肢2 関西仕立て(今風)

こんな人におすすめ

  • 唐織など糸が浮きやすい帯の場合、関西仕立てにしておく事で帯端の糸が浮いてモケモケになりやすい現象を緩和できる。
  • 帯の関西仕立てとは

    界切線を表から見えるようにする仕立て方。

    上の写真の帯を今風の関西仕立て(界切線の真下で仕立てる)にすると こうなります。

    袋帯の関西仕立て

    拡大写真

    帯端の折り込み位置・拡大写真・関西仕立て2

    界切線が曲がっている時は、今風の関西仕立てに出来ない場合があります。

    線の曲がり具合はプレス加工で修正が効きますが、元々の仮仕立てが歪んで縫製されている場合と、織の性質によっては まっすぐに出来ない場合があります。


    選択肢3 関西仕立て(昔風)

    こんな人におすすめ

    • 帯が擦り減って破けてきた場合などに、少し上にあげて仕立て直す事が出来る
    • 帯を出来るだけ長く仕立てたい

    昔風の関西仕立てとは

    界切線から離れた下の位置で仕立てます。

    弊社の取引先間では昔から「関西〇〇分出し」という呼び名で受発注されていますが、最近では、ほとんど選択肢2(今風)のタイプになっています。
    ※ 〇〇分というのは、界切線から仕立て位置までの長さを示します。

    昔風の関西仕立て(界切線から少し長さをとった所で仕立てる)ですと、こういう感じ

    関西仕立て(昔風)

    帯を仕立て直す時の注意点まとめ

    • 「昔風の関西仕立て」を「関東仕立て」や「今風の関西仕立て」にすると、そのぶん帯が短くなります。
      ギリギリの長さで結べていた帯の場合は注意です。
    • どの仕立て方を選んでいただいた場合でも、仕立て跡が痛んでいた場合は、痛んでる部分を少し中に折り込んで、元の仕立て位置よりも少し上で仕立てます。
    • 関西仕立てを関東仕立てには出来ますが、その逆は出来ない場合が多いです。以前の仕立て跡が残るからです

    さら

    需要なさそうな記事ですね

    ごんちん

    暇なんですか?って よく聞かれます